グリセリンはほぼ安全|日焼け止めの成分チェック

化粧品などに使用されるグリセリン(Glycerine(Glycerol)|化学式C3H8O3、モル質量92.1g/mol、密度1.26g/cm3、融点約18度、CAS:56-81-5)は、3価のアルコールとして使用される物質です。アルコールと言ってもお酒に入っているものとは別物で、甘みがある糖蜜上の液体でドロッとしており、保湿・潤滑剤として化粧品で使用されます。

目に入れないで。入れないと思うけれど。

avatar

アリー

 

グリセリンとは

グリセリン(Glycerin)は、大豆油やプロピレンから合成できる、人体にはそれほど害はない物質です。ほとんどの化粧品に入っており、多くの場合低刺激で健康を害するものではありません。

ほとんど害はないです。ほぼ心配なし。

avatar

アリー

 

中学校の理科でも学んだように、人体内部消化器官でも脂肪が脂肪酸とグリセリンに分解されて吸収されるため、人体にとって有害ではないものです。以下のような製品にも使われており、化粧品や日焼け止め成分としては一般的すぎるくらいに有名な物質です。

  • 保湿剤
  • 潤滑剤
  • 浣腸
  • 咳止めシロップ
  • うがい薬
  • 練り歯磨き
  • 石けん
  • 保湿ローション
  • 化粧水
  • 乳液
  • 保湿液

 

工業的に生産されているグリセリンは、不純物がほとんどありません。

  • 活性炭
  • アルカリ処理
  • イオン交換
  • 蒸留

などのシンプルな精製過程(大学生でも実験室でできる)を経てから製品として売り出されるため、近年のグリセリンの品質を疑う必要はほぼありません。

 

グリセロールとグリセリンは同じ

近年はグリセリンのことを「グリセロール」と呼ぶことが多いです。これはアルコールの呼称ルールに合わせて呼び方が少し変わったもの(?)です。一般的にはグリセリンとして知られているため、今でも成分表でグリセリンと記載しているところが多いです。

化学系の世界ではグリセロールって呼ぶけれど、おじいちゃま学者はグリセリンって呼ぶかも。

avatar

アリー

 

グリセロールもグリセリンもほぼ同じものと考えて良いです。

 

グリセリンの安全性

危険物乙種第4類第三石油類

グリセリン(グリセロール)は、密閉状態では160℃、開放状態では176℃で引火します。発火点は370℃で、大量に保管する場合は危険物取扱者の免許が必要です。

ものすごく熱いところでは引火します。

avatar

アリー

 

スギアレルギーの方はごくわずかに注意

以下の出典元より、刺激性がほとんどないグリセリンに対して肌荒れのような反応を起こす方がわずかに存在しています。完全にアレルギーがない物質とは断定できませんが、多くの方は使用しても問題ありません。

一応、刺激ゼロではありませんので、ご注意ください。

avatar

アリー

 

実験では、スギやダニも混ざったグリセリン溶液による実験(本当?)でアレルギーが出るのかどうかを試したような側面があるので、グリセリンそのものにアレルギー反応がでているわけではないかもしれません。念の為注意しましょう。

 

皮内反応におけるグリセリンの影響

参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/44/8/44_KJ00001632262/_article/-char/ja/

 

PubChemでは

The chemical has been verified to be of low concern based on experimental and modeled data.

出典:https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/Glycerol

この化学物質は、実験およびモデル化されたデータに基づいて、懸念が少ないことが確認されています。

 

Glycerin … dropped on the human eye causes a strong stinging and burning sensation, with tearing and dilation of the conjunctival vessels, but no obvious injury.

出典:https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/Glycerol

グリセリン…が人間の目に落ちた場合、結膜血管が引き裂かれて拡張しますが、明らかな損傷はありませんが、強い刺痛および熱感を引き起こします。

 

First Aid:異常がある時の対処法

EYES: First check the victim for contact lenses and remove if present. Flush victim’s eyes with water or normal saline solution for 20 to 30 minutes while simultaneously calling a hospital or poison control center. Do not put any ointments, oils, or medication in the victim’s eyes without specific instructions from a physician. IMMEDIATELY transport the victim after flushing eyes to a hospital even if no symptoms (such as redness or irritation) develop.

SKIN: IMMEDIATELY flood affected skin with water while removing and isolating all contaminated clothing. Gently wash all affected skin areas thoroughly with soap and water. If symptoms such as redness or irritation develop, IMMEDIATELY call a physician and be prepared to transport the victim to a hospital for treatment.

INHALATION: IMMEDIATELY leave the contaminated area; take deep breaths of fresh air. If symptoms (such as wheezing, coughing, shortness of breath, or burning in the mouth, throat, or chest) develop, call a physician and be prepared to transport the victim to a hospital. Provide proper respiratory protection to rescuers entering an unknown atmosphere. Whenever possible, Self-Contained Breathing Apparatus (SCBA) should be used; if not available, use a level of protection greater than or equal to that advised under Protective Clothing.

INGESTION: DO NOT INDUCE VOMITING. If the victim is conscious and not convulsing, give 1 or 2 glasses of water to dilute the chemical and IMMEDIATELY call a hospital or poison control center. Be prepared to transport the victim to a hospital if advised by a physician. If the victim is convulsing or unconscious, do not give anything by mouth, ensure that the victim’s airway is open and lay the victim on his/her side with the head lower than the body.

DO NOT INDUCE VOMITING. IMMEDIATELY transport the victim to a hospital. (NTP, 1992)

出典:https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/Glycerol

目:最初に患者にコンタクトレンズがないか確認し、存在する場合は取り外します。病院または毒物管理センターに電話をかけながら、患者の目を水または生理食塩水で20〜30分間洗い流します。医師からの具体的な指示なしに、患者の目に軟膏、油、または薬を入れないでください。症状(発赤や刺激など)が発生していなくても、目を洗って病院にすぐに患者を運びます。

目に入れない。普通入れないけれど。

avatar

アリー

 

皮膚:汚染された衣類をすべて取り外して隔離すると同時に、皮膚に水をかけます。影響を受けたすべての皮膚領域を石鹸と水で丁寧に洗ってください。発赤や刺激などの症状が現れた場合は、直ちに医師に連絡し、治療のために患者を病院に搬送する準備をしてください。

グリセリンで肌に異常があったら、石鹸&水で洗い流して病院へ。

avatar

アリー

 

吸入:汚染されたエリアから直ちに出ます。新鮮な空気を深く吸い込んでください。症状(喘鳴、咳、息切れ、口、喉、胸の熱など)が発生した場合は、医師に連絡し、患者を病院に搬送する準備をしてください。未知の大気に入った救助者に適切な呼吸保護を提供します。可能な限り、自給式呼吸器(SCBA)を使用する必要があります。利用できない場合は、防護服の下で推奨されている以上の保護レベルを使用してください。

吸うってことはあるのか?吸わないでね。

avatar

アリー

 

子どもに触らせない

経口摂取:嘔吐を誘発しないでください。患者が意識があり痙攣していない場合は、1杯または2杯の水を与えて化学物質を希釈し、すぐに病院または毒物管理センターに連絡してください。医師の助言があれば、患者を病院に搬送する準備をしてください。患者がけいれんしたり意識不明の場合は、口から何も与えないでください。患者の気道が開いていることを確認し、患者を体よりも頭が低い側に置きます。

嘔吐を誘発しないでください。直ちに患者を病院に搬送します。 (NTP、1992)

無理に吐かせないで病院へ。特に小さい子ども、小児は注意が必要です。

avatar

アリー

 

Posted by Medic