トリメチルシロキシケイ酸は基本問題なし｜日焼け止めの成分チェック

2020年3月22日

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トリメチルシロキシケイ酸（トリメチルシロキシシリケート）は、化学式C₃H₁₀O₄Si₂、分子量166.28の物質で、化粧品の中で皮膜形成剤として活用されます。皮膚を覆って守るために用いられるもので、日焼け止めを使用してお肌に膜が貼ったような感じになるのはこの成分の働きかけも影響しています。

1. トリメチルシロキシケイ酸の性質
2. 安全性・リスク評価
3. 出典

トリメチルシロキシケイ酸の性質

トリメチルシロキシケイ酸は、シクロペンタシロキサンやジメチコン、シリコン系の溶剤などと一緒に用いられることが多い物質です。ポリマーを形成することもあるので、少し大きな高分子として存在することもあります。

この物質単体ではそんなに悪いものではない。

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アリー

32度以下で保存される場合特に問題はなく、200度を超えると分解してしまう物質です。粒子径は約10µm～100µm程度となることも分かっています。シリコン系の原料ではありますが、油以外のものにも溶け込んでくれるため化粧品ではよく重宝されます。

安全性・リスク評価

Trimethylsiloxysilicate (100%; 0.5 g) was administered to the intact skin of New Zealand White rabbits (n = 6) under occlusion for 4 h.32 All rabbits survived and gained weight during the study. There were no signs of toxicity. Trimethylsiloxysilicate (2 g/kg) was administered to the shaved skin of New Zealand White rabbits (n = 10) under occlusion for 24 h.32 The patch was then removed and the skin rinsed in corn oil. The rabbits were observed for 14 days. All rabbits gained weight. There were no signs of toxicity. There were no abnormalities observed at necropsy.
参考：http://www.cir-safety.org/sites/default/files/silyla092011final.pdf

ニュージーランドシロウサギ（n=6）の無傷の皮膚にトリメチルシロキシシリケート（100％；0.5 g）を投与、4時間放置しました。32匹すべてのウサギが生存し、研究中に体重が増加した。毒性の兆候はありませんでした。実験環境下のニュージーランドシロウサギ（n = 10）の剃毛した皮膚にトリメチルシロキシケイ酸塩（2 g / kg）を投与して24時間放置した後、32匹全頭のパッチを取り除き、皮膚をコーンオイルですすいで、ウサギを14日間観察しました。すべてのウサギが生存し、毒性の兆候はありませんでした。異常は観察されませんでした。

皮膚に長時間使用しても毒性は見受けられなかったとのこと。うさぎちゃんだけど。

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アリー

発がん性、皮膚に対する毒性なども確認されませんでした。眼毒性やアレルギーなども確認されていないため、このトリメチルシロキシケイ酸が入っていても人体にはほとんど害を及ぼさないでしょう。

トリメチルシロキシケイ酸が入っている化粧品を使用して、何か問題が起きている場合は、一緒に含まれている他の物質を疑いましょう。

この物質は特段問題なさそうだね！よくわかんないけど！

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